服薬とカウンセリング

薬を差し出す男性

うつ病は不安を生じさせてしまうものであり、脳で分泌されている成分が不必要に不安を煽る状態になっています。そのため薬を使って症状を和らげることが、治療の一貫となります。心身症では身体にも症状が現れているので、精神面や神経面だけで対策するのではなく身体的な症状をも軽減させる必要があります。その上でストレスを取り除き、身体的な症状をこれ以上ひどくさせないように根本的な解決を図る必要があります。喘息の症状や緊張性頭痛、便通の異変、胃潰瘍に効果のある薬を出しながら体調を整えていくのが心身症の治療であり、心療内科でできる治療となります。

服薬治療には二種類の手段があります。一つは身体的な症状に対策するものです。例えば胃薬は胃潰瘍を治す方法でもありますが、あまりにも症状がひどい場合は胃潰瘍を治すための薬だけではなく胃酸の分泌を抑制してくれる薬が処方されます。胃粘膜が保護されれば、ストレスを受けて胃に影響があっても、簡単には胃に穴はあきません。
もう一つの服薬が自律神経を保護するための内科薬です。心身症が起こっていると自律神経が乱れ、ストレスに異常に反応してしまいます。その結果喘息やじんましん、胃痛などを生じさせてしまうのです。内科薬で身体的な症状に思ったような効果がみられない場合、向精神薬を用いる場合もあります。

心身症の問題解決で一番重要なのが、根本となるストレスを取り除くことです。向精神薬を飲めばストレス物質を体内に増え続けさせることに対策できます。しかし、ストレスが取り除かれなければずっと向精神薬を飲み続けることになってしまいます。向精神薬は長期にわたって飲み続けるのは注意が必要な薬です。大事なのは精神療法やリラクゼーションの方法を学び、薬を使わずにストレス耐性に強い方法を見つけることなのです。働き過ぎていることでストレスが溜まっているなら仕事を少し減らす必要があります。心身症の治療は長期にわたる場合もありますので、仕事をしながらどうやってストレスを減らすのか、カウンセリングをしながら専門家の助けを借りて方法を探りましょう。