心と身体を治療する

頭を指差す男性

心身的な病気がある場合、それに対処したいと思うならば心療内科を受診しましょう。ここでいう心身的とは、文字通り「心と身体」のことです。心と身体は密接に結びついており、ショックなことが起こると心にダメージを受け、それが続くとやがては体調不良になってしまいます。そんな症状を引き起こす病気のことを一般的に心身症といいます。心身症に苦しむ人は大変多く、ストレスに対する耐性が元々弱い人は心身症を引き起こしてしまう可能性が高いです。

心身症はいつの間にか起こります。それはストレスが外傷とは違って目に見えないものでもあるからです。目に見える傷なのであれば早い段階で処置できますが、心身症の初期のダメージはゆったりと始まる環境的なものだからです。社会的な環境がストレスを起こす場合が多く、しかも当初はその状況にうまく馴染めているように見えます。しかし環境が改善されなければだんだんとストレスが溜まっていってしまい、社会的な適応が難しくなってしまうのです。精神的なダメージを受けて発症するものとしてはうつ病が代表的なものではありますが、心身症を進行させた結果うつ病を発症してしまう人もいます。心身症は身体的なものですが、身体に痛みを感じて動くことができない、そんな状態では社会に適応することはできません。そして社会に適応できない自分のその状態が何よりストレスになってしまいます。

心身症と似た病気にはノイローゼというものがあります。厳密には同じではないのですが、精神的な要因が原因になっているというのは心身症と共通しています。違う点が心身症とは精神的なストレスが身体的疾患として出ているというものです。身体的な症状が出ていればそれは全て心身症と数えられるといって良いです。このため、精神科の診療範囲内ではないことが分かります。精神科では精神面の疾患を中心にみていくので、統合失調症などの治療を主に行ないます。心療内科では精神的ストレスがもたらす身体的な疾患を治療するのです。